静岡県は、世界文化遺産に登録された三保の松原・富士山をもつ自然豊かなところです。
広大な県域で富士川と大井川によって東部、中部、西部といった三つの地域に区分されています。地域によって方言が異なっていたり、東西でも文化の違いも見られます。
産業としては製造業や建設業、電気・ガスといった二次産業の割合が高くなっていますが、お茶に代表されるような農業であったり、富士山や伊豆半島や浜名湖などを中心とした観光業も盛んです。
 行政の医療への取り組みとしても静岡県立総合病院やこども病院などの県立3病院の地方独立行政法人化を進めるなどの施策を行っており、患者ニーズや医療環境の変化に対応するための取り組みがうかがえます。
診療科の増設や人員の増強、医療機器購入などの病院経営にかかる重要な決定事項において、病院の権限を高める方針を打ち出しています。
また、「医療ネットしずおか」というネットワークを構築して休日、夜間、救急対応などに対応する医療機関を調べられるようにするなど、地域医療の拡充を図っています。
浜松医科大学医学部附属病院、浜松医療センター、聖隷浜松病院と並び、静岡県西部の中核となっている聖隷三方原病院には、ドクターヘリを持つ救命救急センターがあります。